伊藤英司のあやしい電子工作のお部屋

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リベンジ?そんなこともあったねぇ(後編)













お詫び

 前回の前編からかなりの時間がたってしまったが、
無為に過ごしていたわけではない(……多分)。
一応は電光掲示板のバージョンアップも進めていたし、
他にもいろいろやっていた。
『いろいろ』の部分は、まあ聞かないでほしいが……。

原稿入りのフロッピーを誰かさん(あえて名を秘す)に
渡したが、そのフロッピーが行方不明になって、
いちからこの原稿を書き直しになったなどという
愚痴のようなことは言いたくないからだ。
言ったような気もするが気のせいだ。

すいませ〜ん!(from担当者一同)

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 さておき今回は電光掲示板の開発履歴のようなものをやる。
いちいち一つ一つに解説をつけていると面倒この上ないのと、
実はそれほど書く内容が無いからだ。


○Ver1.20(黎明期)

 前回の製作物。文字の変更不可の、なんだかなぁ、な代物。
表示部の割に基板のサイズが大きいのはご愛嬌である。
この後、ムキになって基板の縮小化に乗り出すわけだが……。


○Ver2.00〜2.14(暗黒期)

 文字が変更できるようにと、PIC16F84内蔵のEEPROMへの
文字データを書きこめるようにしたバージョン……
だったはずなのだが、プログラムが謎の暴走を起こすなどしたため、
開発環境(MPLAB)にかなりの不信感が募ったバージョン。
 プログラムの暴走の原因はいまだにわからないが、
RETLW命令を使用しすぎると暴走の原因になるのではないかと思う。
 

○Ver2.16(展望期)

 ようやく文字が書きこめるようになったバージョン。
しかし13文字程度しか記録できないなど、不便な点が目立った。
しかもメモリーのオーバーフローを検出できないバグがあるため、
調子に乗って文字入力を続けると暴走する。駄目だね、こりゃあ。


○Ver2.17(発展期)

 記録文字数が一気に60文字まで増えた。
60文字を目一杯使おうとすると、入力インターフェイスの不備
(カーソルキー×1、エンターキー×1しかないのだ)
とキーレスポンスの鈍さにより、
手がだるくなってくる重大な弱点を発見したのもこのバージョンである。
 ちなみに他にも、まれにおかしな文字が
表示されるバグも発見されている。
バクだらけだな。


○Ver2.18(爛熟期)

 Ver2.17のおかしな文字が表示されるバグを取り除き、
キーレスポンスを改善したバージョン。
入力インターフェイスの改善は他のデバイスを使わなければ
不可能なような気がしたので、見送った。
 このバージョンで基板の限界サイズに挑んだのだが、あえなく失敗。
手直ししようにも、小型化しすぎてどこから手をつけて良いのやら。
 このあと徐々に廃退の道を歩むことになる。


○Ver3.00〜3.16(停滞期)

 表示部の大型化に果敢にも挑み、そして失敗した。
 このバージョン辺りになると、PICが一つでは足りないために
2個、3個と個数が増えている。
その為、PIC間の相互通信が重要になるのだが、
それを何とかできるほどの技量が身についていなかったのが、
主な原因であろう。


○Ver4.00(荒廃期)

 クリスマスバージョンと銘打ったこのバージョン。
やっていることはVer1.20のシステムを2つ並べて、
タイミングをずらして表示するようにさせているだけである。
 技術レベルがかなり退化しているのが明らかにわかる代物である。






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